下肢静脈瘤は脚の静脈が大きく浮き出ている、もしくは瘤(こぶ)のように膨らんだ状態をいいます。
下肢静脈瘤の多くは曲がりくねっており、その太さはまちまちです。
軽いものですと、狭い範囲に毛細血管が浮き上がっているように見えるだけのものから、重症なものですと、一目で分かるほど、ボコボコに膨れ、皮膚が硬くなったり、変色してしまうものまであります。
下肢静脈瘤の怖さは本人が初期の病気であることを意識しないで病状が進行していうことではないでしょうか。
だるさや痛みなどの自覚症状や見た目などで多少気になったとしても、そのまま病院にいかないでほっといてしまう人が多いと思います。
ですが、ここが重要です。
命にかかわることはほぼありませんが、病気は初期治療が極めて有効です。自然と治るわけではないので、ゆっくりと、確実に症状は進行していきます。
また、肺塞栓症という病気との合併症の恐れもあります。
これは、長時間車や飛行機に乗って動かずにいると起こる「エコノミー症候群」という名称で知られている、静脈瘤の中で血の塊ができ、肺に流れ肺の血管をつめてしまうというものです。
現在は、画期的な治療法も開発されており、治療時間も格段と短縮されています。
現在では、症例に合わせてレーザーなどの治療法を組み合わせることで、専門技術のあるクリニックでは日帰りの治療が可能ということです。
20世紀後半までは1~2週間の入院が必要だったことを考えると、飛躍的な進歩といえます。
現在は複数の医師に相談するセカンドオピニオンという概念も生まれてきました。
少しでも体に不調を感じたら、まずは信頼できる専門のお医者さんに相談してみることは、強くお勧めします。