医師の経験や実力の差が一番出る治療法としては、約100年前からあるもっともポピュラーな下肢静脈瘤の治療法である手術として、ストリッピング(静脈抜去)手術が挙げられると思います。
ストリッピング手術のメリットは静脈瘤の対象となる病的な血管を特殊な医療機器を用いて除去する手術です。
これは患部を取り除いてしまうため、根治的療法としてきわめて高い効果があるということです。
下肢静脈瘤は大きく4つに分類されるのですが、適応されるのは「伏在型静脈瘤」というタイプなので、その他静脈瘤には適応できないケースもあります。
ここで注目されるのは現在でも各医院、クリニックで治療日数が違うということです。ストリッピング手術は、以前には一週間から10日間の入院を要する大手術でした。
患者サイドとしても、負担が大きい治療法という認識があったのではないでしょうか。
ですが、10年ほど前から静脈麻酔や局所麻酔を使用するなどいった麻酔法によって大幅に手術日数が短縮され、一部の医院、クリニックでは日帰りの手術が可能になりました。
この手術日数の短縮は非常に画期的なことですが、現在でもどの医院、クリニックでも行われているわけではありません。
同じ施術を用いたとしても現在でも日本では、日帰りでの手術を実施している医院、クリニックは一部です。
理由としては、この下肢静脈瘤の治療にはベテラン医師の経験がもっとも重要となってくるからなのです。
直接静脈の中に硬化剤を注射して、血管の内側の壁をくっつけ、血管の内側を血栓で詰めてしまうことで、瘤化した静脈を退化させて治療することが出来ます。これが、硬化療法です。
この手術の利点としては、手術のように体に傷を残さず、負担が少ないなどの利点があります。しかしながら、比較的大きな静脈瘤にはあまり効果的ではない、再発率が大きいなどの問題があります。
適応を誤らなければ、患者に負担をかけずに有効な治療結果が得られる点、有用な治療法といえます。
また、この療法でもいえることですが、手術を行う医師の経験、技量が大きくその治療効果を左右してしまうのです。下肢静脈瘤の手術の特徴としては、手術法もさることながら、その経験で培われた技量が大きく治療効果の差として現れてしまうようです。
手術や投薬をしない治療法で、医療用の弾力性ストッキングを着用することで脚全体を圧迫し、血流を改善する方法です。あくまでも症状の進行防止と、予防するだけで、静脈瘤が治るわけではありません。